解説

欧米式クライミング技術とは?

弊舎は様々な条件、環境下においても安全に確実に業務を行えるよう最新の技術の導入、向上に勤めております。
海外では主流となっているロープアクセスの技術を取り入れ、またそこに日本古来の空師、杣師たちがもつ技、知恵を生かしブレンドすることで、より安全で効率的、かつ日本の風土自然環境に適した最良の仕事ができるものと考えており、実践的に試みております。

解説

欧米式クライミング技術をもちいることのメリット

1 細やかな要望にお応えすることができます。(高所の枝先だけを伐るや全体的に枝を透かすなど)
2 滑車やロープを使って材を降ろすので、クレーンなどが入れない場所でも作業を行うことが可能です。
3 樹木への負担を最小限に抑えることができます。

手順1

スローイング

樹上にアクセスするための第一歩、かつ要ともなる作業です。
2mm程の太さのラインにパウチと呼ぶ錘(鉛の粒が入った袋)を結び、定めたポイント(枝の又など)へ投げ上げます。
単純明快な手法ながら、その良し悪しが後の作業にも大きく影響するため、適切な位置選び(効率よく作業を行うのに適しているポイント)の見極めが大事です。
なによりそのポイントに正確にパウチを投げて掛けるのは見た目以上難しく、また繊細かつ高度な技術が必要です。

手順2

クライミング

作業を行うべく樹上へと登ります。
ぶり縄、昇柱器、ロープクライミングと新旧さまざまな方法があるなかで、現場や状況に応じてより適した道具や方法を選択し使い分けます。
何より安全な作業を行うべく、常に身体を木とロープで固定していなければなりませんが、ロープを含め道具はツリーワーク専門のものを使います。
国内では製造販売されていないものが多いため、海外より取り入れた道具を主に使います。
もちろん命を預ける道具、ロープを含めすべての道具に安全基準が設けられているのでそれに従い作業を行うことになります。
よくお客様にあんな高いところに登っていて怖くないのかと聞かれますが、正直とても怖いですよ。

手順3

伐採・リギング

樹上での伐採作業は不安定な体制でチェンソーを使わねばならず、とても高度な技術を必要とします。
また伐った枝や幹をいかに安全に地上に降ろすか。すべてを経験に頼るのではなく、重量計算や力学等を踏まえ、慎重かつ適切な判断のもと作業を行わなければなりません。
山林での伐採作業とは違い、生活居住区での伐採となると、そのまま伐倒できるという状況は少なく、常に厳しい条件下での作業を余儀なくされます。
また樹上作業者の技量だけではなく、地上作業者との息のあった連携が安全に作業を行う上で何より欠かせません。